フットサルとサッカーポジション11人制の違いを理解しよう
フットサルと11人制サッカーは同じサッカーボールを使いますが、ポジションや戦術には大きな違いがあります。それぞれの特徴を知ることで、自分に合ったプレースタイルを見つけやすくなります。
フットサルの基本的なポジション構成
フットサルは1チーム5人でプレーします。ポジションは「ゴレイロ」(ゴールキーパー)、「フィクソ」(主に守備担当)、「アラ」(サイドで攻守を担う)、そして「ピヴォ」(前線で攻撃をリード)の4つが基本です。
ポジションごとの人数は固定されていませんが、一般的には「ゴレイロ」1人、「フィクソ」1人、「アラ」2人、「ピヴォ」1人の構成が多く見られます。選手同士の距離が近いため、全員が攻撃と守備を切り替えながらプレーすることが求められます。
また、フットサルではポジションの入れ替わりが頻繁に行われます。一人ひとりが柔軟に動けることが、チーム全体のパフォーマンスに直結します。
11人制サッカーの主なポジションと役割
11人制サッカーはピッチが広く、1チームあたり11人でプレーします。主なポジションは、ゴールキーパー、ディフェンダー(DF)、ミッドフィールダー(MF)、フォワード(FW)の4つです。
さらに細かく見ると、ディフェンダーはサイドバックやセンターバック、ミッドフィールダーはサイドやボランチ、フォワードはウイングやセンターフォワードなどに役割が分かれています。それぞれのポジションが担う役割が明確に分かれているため、個々の責任範囲がはっきりしています。
サイドの選手は主に攻撃の起点となり、中央の選手は守備や中盤の組み立てを担当します。ピッチが広い分、ポジションごとに動き方や求められる走力にも違いが出てきます。
フットサルと11人制サッカーの戦術的な違い
フットサルと11人制サッカーでは、戦術の立て方も大きく異なります。フットサルでは選手同士の距離が近いため、細かいパスや瞬時の判断が重要です。また、スペースが狭いので、守備も攻撃も全員が素早く切り替える必要があります。
一方、11人制サッカーでは広いピッチを生かしたロングパスやサイドチェンジが効果的です。ポジションごとに役割が分かれているため、個々の選手が自分のエリアでベストを尽くすことが求められます。
このように、同じサッカーでも人数やフィールドの広さによって、必要となる技術や戦術が大きく変わる点が特徴です。
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フットサル特有のポジションとその役割
フットサルならではのポジションや動き方を知ることで、より効率的に試合を組み立てることができます。それぞれの役割と特徴をつかんで自分のプレーに生かしましょう。
ゴレイロの役割と求められるスキル
ゴレイロはフットサルにおけるゴールキーパーのことです。ゴールを守るだけでなく、攻撃の起点になる場面も多いのが特徴です。
フットサルのゴレイロには、素早い反応やシュートストップ能力が欠かせません。また、足元の技術も重視されます。自陣ゴール前で味方に精度の高いパスを送ったり、自ら攻撃に参加したりすることがよくあります。
さらに、1対1の場面や至近距離からのシュートに対応するため、体の使い方やポジショニングが重要です。積極的なコミュニケーションや声がけで、ディフェンスラインの統率を図る役割もあります。
フィクソアラピヴォの特徴と動き方
フットサルには独自のポジション名があります。下記の表で特徴を整理します。
ポジション名 | 主な役割 | 特徴 |
---|---|---|
フィクソ | 守備の要 | 守備を重視しつつ攻撃にも参加 |
アラ | サイドの攻守 | 攻守の切り替えと展開が得意 |
ピヴォ | 前線の攻撃 | ゴール前で得点を狙うポジション |
フィクソは最終ラインで相手の攻撃を防ぎつつ、攻撃時には前線へのパスも出します。アラはコートのサイドを幅広く動き、攻撃と守備の両方に関与します。ピヴォはゴール前でボールを受け、得点チャンスを作り出す役割が中心です。
これらのポジションは互いに連携して動くことが大切です。状況に応じて役割を入れ替える柔軟さも求められます。
フットサルにおけるポジションチェンジの重要性
フットサルはコートが狭いため、固定されたポジションだけでプレーすることは少なく、選手同士が役割を入れ替える「ポジションチェンジ」が頻繁に行われます。
攻撃時には、アラがピヴォの位置に入ったり、フィクソが前線に上がったりすることで相手の守備を崩しやすくなります。また、守備時も相手選手の動きに合わせて迅速にポジションを切り替える必要があります。
このような柔軟な動きによって、チーム全体がバランス良く攻守を切り替えることができるため、より効果的なプレーが期待できます。
フットサルのポジションごとの動き方とポイント
フットサルではポジションによって動き方や意識すべきポイントが異なります。守備と攻撃、各ポジションの特徴を理解することが上達につながります。
守備時の基本的なポジショニング
守備時は相手選手との距離感や、ゴールとの位置関係を意識したポジショニングが重要です。全員がボールと自分のマークをしっかりと確認しながら、チームで守備のバランスを取ります。
たとえば、フィクソは自分の背後を取られないように注意し、アラはサイドのスペースを埋めます。ピヴォも最前線で相手の起点となる選手にプレッシャーをかけることが役割です。
守備時のポイント
- 味方との距離を保ち、簡単に崩されない陣形を作る
- 相手のパスコースを予測し、積極的にカットを狙う
- 1対1になっても慌てず、落ち着いて対応する
攻撃時に求められる動きと連携
攻撃時は相手ディフェンスの隙間を狙ってパスをつなぎ、崩しのチャンスを作ります。アラはサイドを駆け上がり、ピヴォはボールを受けてターンしたり味方に落としたりと多彩な動きが求められます。
動きの連携では、味方がボールを持った際にスペースへ走り込んだり、相手マークを外すためにポジションを入れ替えることが効果的です。また、攻撃から守備への切り替えを素早く行うことで、相手のカウンターを防ぐことができます。
連携のポイント
- ダイレクトパスをうまく使う
- スペースへの動き出しを意識する
- シュートチャンスがあれば積極的に狙う
ポジションごとに意識したい練習方法
自分のポジションに合った練習を取り入れると、上達のスピードが早まります。たとえば、ゴレイロは反応トレーニングや足元のパス練習、フィクソは守備力と長短のパス練習が効果的です。
アラやピヴォは、動きながらのボールコントロールや素早いシュート練習が役立ちます。下記は主なポジション別の練習例です。
ポジション | 練習方法 | 目的 |
---|---|---|
ゴレイロ | 反応トレーニング | シュート対応力の強化 |
フィクソ | パス&守備練習 | 守備力と展開力の向上 |
アラ/ピヴォ | 動きながらのシュート練習 | 攻撃の精度アップ |
チーム全体での連携練習や、状況を再現したミニゲームも積極的に行いましょう。
フットサルでポジションを選ぶ際のコツと適性
自分に合ったポジションを見つけることで、フットサルがより楽しめます。体格や運動能力、初心者向けの選び方など、具体的なポイントを紹介します。
体格や運動能力による適正ポジションの考え方
フットサルは体格や運動能力によって合うポジションが変わることがあります。たとえば、反射神経が良い人はゴレイロ、粘り強い守備が得意な人はフィクソが向いています。
また、体力に自信がある場合はアラ、得点力がある場合はピヴォに挑戦してみるのも良いでしょう。無理に特定のポジションにこだわるのではなく、自分の特徴を活かせる場所を選ぶことが大切です。
適性の目安
- 小柄だが素早い→アラ
- しっかり守れる→フィクソ
- 攻撃が好き→ピヴォ
- 反応が速い→ゴレイロ
初心者が迷わないポジション選びのポイント
初心者の場合、まずは複数のポジションを試してみることが大切です。どのポジションも基本的な動きやチームへの貢献ができますが、プレーしてみて自分が楽しいと感じる場所を選ぶとよいでしょう。
初めての人は、アラやフィクソでプレーすることが多い傾向があります。これらは攻守両方を経験でき、フットサルの流れをつかみやすいためです。上達してくると、より専門的な役割にチャレンジするのもおすすめです。
選び方のポイント
- 試合を通じて一番やりがいを感じたポジションを探す
- チームメイトと相談し、適性を客観的に知る
- どのポジションでも基本的な技術は重要
チーム戦術やフォーメーションとポジションの関係
チームの戦術によってもポジション選びは変わります。守備的に戦いたい場合はフィクソを厚めに配置し、攻撃重視ならピヴォを中心に組み立てることも可能です。
フォーメーションは、「1-2-1」や「2-2」などいくつか種類があり、チームの方針やメンバー構成に合わせて選びます。自分が得意なプレーや役割が、どのフォーメーションで活きるのかを考えてみましょう。
また、試合中にフォーメーションを変えることもあるので、自分の役割を柔軟に切り替えられるよう意識することもポイントです。
まとめ:フットサルのポジション理解でプレーがもっと楽しくなる
フットサルはポジションごとの役割や動き方に特徴があります。それぞれの特徴を理解し、適切な練習やポジション選びを行うことで、チームプレーがよりスムーズになり、楽しさも増します。
自分の適性やチームの戦術に合わせてポジションを選び、役割への理解を深めていくことが、フットサルを長く楽しむコツと言えるでしょう。プレーの幅を広げながら、仲間と一緒に成長を実感できるスポーツとして、ぜひチャレンジしてみてください。
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