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フットサルのルールをやさしく解説!初心者が覚えたい基本やサッカーとの違い

目次

フットサルのルールの基本を押さえよう

フットサルのルール

フットサルを楽しく安全にプレーするためには、まずそのルールの基本を知ることが大切です。ここではチーム構成やコートの広さ、試合時間など、基礎的なルールについて説明します。

チーム人数とポジションの特徴

フットサルのチームは1チーム5人で構成され、フィールドプレーヤー4人とゴールキーパー1人が同時にプレーします。交代は何度でも自由にできますので、体力を温存しやすい点も特徴です。

ポジションは主に、ゴールを守る「ゴールキーパー」、守備を担当する「ディフェンダー」、攻撃を担う「ピヴォ」や「ウィング」などがあります。サッカーと比べて人数が少ないため、一人ひとりが攻守両方に関わる場面が多く、幅広い能力が求められます。また、試合中にポジションチェンジも頻繁に行われ、柔軟な動きが重要です。

コートやゴールのサイズ

フットサルのコートはサッカーよりもずっとコンパクトで、縦25~42メートル、横16~25メートルの長方形です。体育館など屋内でも開催しやすいのが特徴です。

ゴールの大きさもサッカーと異なり、幅3メートル、高さ2メートルと小さめです。小さいコートとゴールサイズにより、シュートやパスが速く展開され、より緊張感のあるプレーが続きます。狭いスペースでの動きや判断が問われるため、初心者にもわかりやすく楽しむことができます。

試合時間やタイムアウトの仕組み

フットサルの試合は、前半・後半それぞれ20分の「プレーイングタイム」で行われます。プレーが止まったときはタイマーも止まるため、実際の試合時間はもう少し長くなります。

また、各チームは前半・後半それぞれに1回ずつ1分間のタイムアウトを取ることができます。タイムアウトは監督や選手同士で作戦を立て直したいときに利用されます。この時間の管理や使い方もフットサルの戦術要素のひとつです。

フットサル特有のプレーと再開方法

フットサルのルール

フットサルでは、試合の流れを止めた後のプレー再開方法にも独特なルールがあります。ここではキックインやゴールクリアランスなど、サッカーとは異なるポイントを解説します。

キックインとゴールクリアランス

フットサルの場合、ボールがタッチラインを出た際は「キックイン」でプレーを再開します。これは手で投げ入れるサッカーのスローインと違い、足で蹴って再開するため、すぐに攻撃のチャンスが生まれることもあります。

また、ゴールラインをボールが完全に越え、守備側の選手が最後に触れていた場合は「ゴールクリアランス」となります。ゴールクリアランスはゴールキーパーが手で投げて再開します。両者の仕組みを理解しておくことで、スムーズな試合運びができるでしょう。

キーパーへのバックパスの注意点

フットサルでは、味方選手からゴールキーパーへのバックパスに特別なルールがあります。一度キーパーがボールを手で扱った後、相手選手がボールに触れるまで同じチームの選手から再び戻されたボールを手で触れることはできません。

このルールによって、守備側がキーパーに頼りすぎず、攻撃的な展開を維持できるようになっています。パス回しや守備の際は、バックパスのタイミングに注意することが求められます。

オフサイドがないルールの特徴

フットサルでは「オフサイド」というルールがありません。サッカーでは前線に張り付いた選手が有利にならないようにオフサイドがありますが、フットサルはスペースが限られているため、オフサイドを設けていません。

そのため、攻撃の際にはより自由にポジションを取ることができ、速い攻守の切り替えや意外性のあるプレーが生まれやすいです。守備側も常に集中して相手の動きを見ておく必要があります。

ファール反則や審判のポイント

フットサルのルール

フットサルでは安全性を重視し、ファールや反則に対して細かなルールが設けられています。ここでは審判の判断基準や、特有のファール判定について解説します。

5ファールと第2PK

フットサルでは、チームごとに前半・後半ごとにファール数がカウントされます。1チームが1ピリオドで5つ目のファールを犯すと、6つ目以降は相手チームに「第2PK」が与えられます。

この第2PKは、通常のペナルティキックよりもゴールから少し離れた位置(第2ペナルティマーク)から無防備にシュートできる機会です。ファールを重ねると相手に得点のチャンスを与えてしまうため、クリーンなプレーを心掛けることが重要です。

4秒ルールとプレー再開の速さ

フットサルのプレー再開には「4秒ルール」があります。キックイン、ゴールクリアランス、コーナーキック、フリーキックなどは、ボールが定められた位置にセットされてから4秒以内に再開しなければなりません。

このルールにより、試合のテンポが速く保たれ、だらだらとした展開になりにくい特徴があります。攻守の切り替えが素早いため、選手も常に次の動きを意識してプレーする必要があります。

直接フリーキックと間接フリーキック

フットサルのフリーキックには「直接」と「間接」の2種類があります。直接フリーキックはそのままゴールを狙うことができ、主に危険なファールがあった場合に与えられます。

一方、間接フリーキックはボールが他の選手に触れてからでないと得点できません。こちらは主に軽度な反則や、キーパーの4秒オーバー、バックパス違反などで適用されます。状況ごとにどちらが与えられるかを理解しておくと、プレーがよりスムーズになります。

サッカーと比較したフットサルの違い

フットサルのルール

フットサルはサッカーに似ていますが、ルールや戦い方に多くの違いがあります。サッカー経験者がフットサルを始める際にも知っておきたいポイントをまとめます。

競技人数やコートの違い

サッカーは11人対11人で行われますが、フットサルは5人対5人です。この人数の違いは、選手一人ひとりが試合に関与する機会を大きく増やしています。

また、コートの広さも大きな違いです。サッカーコートが大きいのに対し、フットサルのコートは小さく設定されているため、プレーエリアが限定され、より密度の高い攻防が展開されやすいです。

競技人数コートサイズ
サッカー11人100×64m(目安)
フットサル5人40×20m(最大)

試合展開や戦術面の特徴

フットサルはスペースが狭く、ボールを持つ時間も短いため、個人技と判断力が重視されます。サッカーよりもパス回しが速く、チャンスやピンチが一気に訪れるスリリングな展開が特徴です。

また、選手の距離が近いため、細かなパスワークや瞬時の連携が求められます。戦術面でもフォーメーションの切り替えや、全員攻撃・全員守備が基本となり、チームワークがとても重要です。

サッカーからフットサルへ転向する際の注意点

サッカー経験者がフットサルに取り組む際は、いくつかポイントに気を付ける必要があります。たとえば、ボールを持つ時間が短いため、素早い判断力と足元の技術がより求められます。

また、フィールドが狭く選手同士の距離が近いため、体の当たりや不用意なファールに注意が必要です。サッカーとは異なるルールや動きをしっかり理解したうえで、無理なく順応していくことが大切です。

まとめ:フットサルのルールを知って楽しさと安全性を高めよう

フットサルの基本的なルールや特徴を知ることで、誰でも安心してプレーを楽しむことができます。細かな違いを理解することは、ケガを防ぎ、よりスムーズに試合へ参加するためにも役立ちます。

ルールを押さえた上で、フットサルならではのスピード感やチームワークを体感することで、スポーツとしての魅力をより深く味わうことができるでしょう。

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